カテゴリー: 装備

ラインの摩耗

Performance DesignsのFacebookページから引用

こんなにボロボロになるまで使ってる人は居ないと思うけど、
「怪我して病院に運ばれたりマルファンクションでキャノピー無くしたりするのと、新しいラインセット買うのと、どっちが安いと思う?ああん?」
っていうくだりが好き。

リパックもたまにはDコースで出して、インスペクションしてもらいましょう。

ラインツイスト修復

ちょうど良い感じのラインツイスト映像が撮れました。
ラインのねじれを解消する方向に、ライザーをグリグリねじります。
あとは放っておけば勝手に体がグルングルン。

頭の後ろでラインツイストする事もあるので、
スクール生には従来通り『両手でライザーを広げながら自転車をこぐように戻す』という手順だけ教えています。

ラピッドリンクが!

ラピッドリンクとは、ライザーとラインを接続している金属製の部品です。

もし、低高度で外れたら?

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Facebookより転載)

TSCでは4年前に同様の事故が。(負傷者無し)

こちらは8年前の記事だけど、再掲。
マニフェストのつぶやき(休止中)

ラピッドリンクが今すぐに危険というわけではないけれど、気になる人はソフトリンクへの交換をおすすめします。(ショップにて販売。3000円くらい。)
自分で簡単に交換できるものですが、初めての人はスタッフに相談してくださいね。

新しいラピッドリンクだから交換の必要無し、という人でも、締まり具合をチェックしてみましょう。
また、シリコン製のスライダーバンパーがずれて、ラピッドリンクが一部露出しているケースもたまに見かけます。
これが、スライダーのグロメット(4箇所の金属穴)と干渉して、グロメットに傷が付くこともあります。
その傷のあるグロメットが、ラインを傷つける可能性もありますね。

ソフトリンクの場合でも、タブが露出していないかどうか確認しましょう。
(あとで写真載せます)

ライン交換

メインを乗り換えて14回目でカットしてしまったKATANA120。
リパックをDコースで出したところ、リガーからお知らせが来た。
以下、原文ママ。


◎メインのラインが想像以上に縮んでいました。リラインをお勧めします。

最も外側のAラインが正規114 1/2インチに対して右108 1/2(-6)インチ、左108 1/4(-6 1/4)インチとなっていました。
最も内側のラインですら右 -3 3/8インチ、左 -3 5/8インチ短くなっていました。
通常最も外側のラインが3インチ以上短くなったときにライン交換を考慮しますが、より縮みが進行しバランスの崩れた状態でした。

またコントロールラインは左右共正規の長さに対して7 7/8インチずつ短くなっており、これは常にトグルを8インチ近く引き続けている状態です。

◎したがって現状でのメインキャノピー(KATANA120)使用はお勧めできません。

ぐはっ。
マルファンクションとの因果関係は分からないけども、バランスの悪いキャノピーであったことは確かなようで。
早速ライン交換依頼です・・・。

「トグルを20cm近く引き続けている状態」=「サイドブレーキを中途半端に掛けたまま車を運転している」ようなもので、
本来はもっと気持ちよく飛べるはず。
このじゃじゃ馬めっ!のような違和感が消えることを切に願います。
リパックも、たまにはDコースで依頼しましょうね。

今日はリフレッシュRWで1本だけジャンプ。
ファンジャンプ映像は無しですー。

Cutaway!

APF(Australian Parachute Federation)が公開しているマルファンクション映像。
TSCで教えている対処方法と異なる部分があるので、参考程度で。

— Cutaway! Ch 1 Good Canopy —

正常なキャノピー。

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— Cutaway! Ch 2 Routine Opening Problems —

マイナープロブレム集。
カットせずに済むケースがほとんど。

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— Cutaway! Ch 3 Decision Making Process —

カットの判断について。

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— Cutaway! Ch 4a Emergency Procedures DOS —

カットの手順。
TSCで教えている方法とは違いますね。
片方ずつ、きちんと両手を使って引きましょう。
(※誤ってカッタウェイハンドルよりも先にリザーブリップコードを引いてしまうことを避けるため)

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— Cutaway! Ch 5 Low Speed Malfunctions —

低速マルファンクション。
ある程度キャノピーが風をはらんでいる状態。

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— Cutaway! Ch 6 High Speed Malfunctions —

高速マルファンクション。
フリーフォール状態だと1,000ft降下するのに約5.5秒です。
いっそげー。

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— Cutaway! Ch 7 Two out —

ボスオープン。

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— Cutaway! Ch. 8 The Journey Begins —

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パックについて(補足)

先述の「先端からバッグに入れる方法」ですが、藤岡DZではスタンダードだそうです。(未確認)
(※藤岡のジャンパーさんから、スタンダードでは無いとのご指摘を頂きました。ありがとうございます。)

もちろん、然るべき教育を受けて、理屈を理解した上でやる分には何の問題もないんですが、
ファンジャンパー間で「このほうがやりやすいよー」といった上辺だけの情報でやってしまうと危険に繋がります。

パック中に、自分が今触っているのはキャノピーのどの部分なのか?
そんなことも分からずにパックしている人も、少なからず居るかと。
(ボクもそうだったので、なんとも・・・^^;)

自分の命を守る道具なので、さらに一段上の知識武装をおすすめします。

safety firstで。^^

パックについて

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(1分17秒あたりからトラブル)

よく元に戻ったなぁ・・・^^;
Dラインの内側から3本目と4本目の間に生地が入り込んでいるように見えますね。
ABCDを整えたときにすでに入り込んでいれば、余程の不注意でない限り気付くかと。

これとの因果関係は不明ですが、最近気になっていることを少し。

特に初~中級者の間で、キャノピーをデュプロイメントバッグへ収納する際に、先端を先に入れてから
根元を折り込むやり方が流行っているようです。(先端Z→バッグに入れる→根元Z)
「入れ易いから」
たしかに入れ易いかもしれませんが、あまり綺麗じゃ無い(悪く言えば、テキトーな)状態でも、最後に根元さえ
押しこんでしまえばバッグに収まってしまう、という点で、個人的にはあまり好きではないです。

パックセミナーで教わる、「根元Z→先端Z→(四角い形状)→バッグに入れる」やり方の場合、
根元をZにしてラインを固定してから徐々に先端へ向かって処理していくので、基本的にラインは真っ直ぐ(テンションが均一)です。
それに対し、上記のやり方だと、先端の処理の仕方によっては内部でラインがたわみ、生地が入り込みやすくなります。
その状態で根元を無理やり押し込めば尚更。

たしかに、綺麗な四角形状でないとバッグに入り辛いと思いますが、その分、リスクは減ります。
ほんのちょっとしたコツで速く綺麗に入るようになるので、今一度ベテランに教えを請うのも大切かと。
基本的なパックが出来る(注意点を理解している)上でアレンジするのは良いと思いますが。

ちなみに、(先端Z→バッグに入れる→根元Z)でパックしている人の中で、「綺麗なパックだなぁ」と思える人はごく一部です。
何度もカットする人もいれば、数千回飛んで一度もカットしたことのないベテランもいます。
運だけで済まされる問題ではないですよね。

safety firstで。^^

「ラピッドリンクが!の巻」

昨日発生したコネクタリンク(=ラピッドリンク)のトラブル。
ネジが外れて開放状態になっていました。(見た瞬間、鳥肌が立った・・・)
一歩間違えば・・・というか、これはすでに事故ですね。

終礼で、N樹さんの『コネクタリンクが分からない人は聞きに来て下さいねー』という呼びかけに反応したのは
1名だけだったと聞きました。
その他のジャンパーさんは本当に全員大丈夫?理解してる?
ちなみに、その1名はスキューバダイビングのインストラクター資格を持つビギナージャンパーさん。
さすが、自分の身を守る術を心得ていますね。

たとえベテランであっても「今さら聞くのが恥ずかしい」という思いが「命の危険」に直結する事を再認識しましょう。

4年前にも同じトラブルが発生していて、良い記事が残っているのでご一読を。
ラピッドリンクが!の巻

ボクは最低でも2年に一度はDコースでリパックに出しています。
他のコースよりも若干高いけど、何も無ければそれで良し。
安心料みたいなものですね。
「次回のリパックはDコースにしよう」という人が1人でも増えれば幸いです。

ウイングロードの計算方法(訂正)

ボクの場合は73.2kg。
そこからメインキャノピー自身の重さ(約2kg)を引く。

ウイングロード(翼面加重)の計算方法

これ、誤りでした。
SIM(Skydiver’s Information Manual)のカテゴリーCに、
——
1. Wing loading and canopy size
a. The wing-loading ratio is the jumper’s exit weight (geared up) divided by the square footage of the canopy.
b. The canopy manufacturer publishes wing loading or load recommendations for each model of canopy.
——
との記載があり、ウイングロードの算出は「Exit時の総重量」で行うとのこと。

また、イカロスのサイトにはキャノピー選びの指針が記載されています。
——
Class 1 – Student Canopy – .5 to .75 Lbs/SqFt wing loading.
Class 2 – Docile – .75 to 1.00 Lbs/SqFt wing loading.
Class 3 – Mid Range – 1.0 to1.25lbs/SqFt wing loading.
Class 4 – High performance – 1.25 to 1.65 Lbs/SqFt wing loading.
Class 5 – Extreme – 1.65 to 2.00 Lbs/SqFt wing loading.
Class 6 – BALLISTIC ! ! ! – 2.0 to 2.4 Lbs/SqFt wing loading.
——
それぞれに説明があるので、上記サイトを参照のこと。

Class 6 に至っては、バリスティック!という字面だけで意味が分からんけどヒーハーな感じ。
また、この説明がおもしろい。
「これを選ぶぐらいなら、説明なんかいらねーよな?pgr」

んで、自分のウイングロードを計算し直してみると、
73.2kg(ギアアップ総重量)× 2.2 / 135(sqft) = 1.193

失礼しました。

ウイングロード(翼面加重)の計算方法

※一部訂正します
ウイングロードの計算方法(訂正)

Aライセンス以上なら知っていて当然の、ウイングロード計算方法。(Aライ取得要件)
自分のウイングロードを知らないとかもうね、ナイトジャンプとか百年早いね。

・・・って言われる前に、ちょっとまとめておきますよ。orz

翼面加重ってのは、キャノピー1sqft(約30cm×30cm)あたりにかかる重量(ポンド)をあらわしたもの。
この値が大きければ大きいほど、ハイパフォーマンスってことね。

まずはキャノピーにぶら下がっている重量を出さなきゃいけないので、とりあえずギアアップ。
もちろんフル装備で。
んで、そのまま体重計にカッコよくライドオン。

ボクの場合は73.2kg。
そこからメインキャノピー自身の重さ(約2kg)を引く。
厳密には、ラインを含まない生地だけの重量らしいんだけど、そのへんは誤差の範囲内ということで。

73.2 – 2 = 71.2(kg)

これをポンド(lbs)に換算するために、2.2を掛ける。(1kg = 2.2lbs)

71.2 x 2.2 = 156.64(lbs)

キャノピー全体にかかっている重量が156.64(lbs)なので、これをキャノピーのサイズで割ってやる。
ボクの場合は135(sqft)。

156.64 / 135 = 1.16

ウイングロードは1.16となった。
SABRE2のチャートを見てみると、初心者は0.95まで、中級者は1.15まで、を推奨。
エキスパートになると1.5を超えるそうで。

———

靴・ヘルメット・アルチ・ジャンプスーツ・ゴーグル。
全部合わせて2kgぐらいあるんじゃないかな。
ってことで、

ウイングロード = 部屋着のままギアを担いで体重計 x 2.2 / メインのサイズ

で、いいんじゃないかと適当にまとめ。