キャノピーコリジョン防止

Flight-1より引用。

キャノピーコリジョンが発生する可能性が高いのは・・

1.開傘時

【原因】
・Exit時のセパレーション(間隔)不足
・トラッキング不足による、グループ内でのセパレーション不足
・キャノピーの飛ばせ方の知識不足や不注意
・マルファンクションやマイナープロブレムによるキャノピー制御不能

【予防策】
・マルファンクションを防ぐために、正しくパックすること
・同じロードで、何人のジャンパーが、どういうグループで、どんなジャンプをするのか、を把握しておくこと
・上空風に応じて、前のグループとどれだけの間隔を空けるべきか、を知ること
・効果的なトラッキングで、広いエアスペースを確保すること

【回避策】
・プル直後は、リアライザーを使って危険を回避する
・真正面から他のキャノピーが飛んできたら、右へ回避する
・他のキャノピーが横から近付いてきたら逃げる
・大声を出したり、足を大きく振って、他のキャノピーに注意を促す
・コリジョンが避けられない状況では、体同士で激突するよりも、キャノピー、またはラインに接触するほうがまだマシ

2.ホールディング~ファイナル間

【原因】
・ランディングパターンの理解不足
・無謀なキャノピーコントロール(高速飛行、スパイラル、S字ターン)
・ファイナルの進入方向が曖昧な、紛らわしい飛行パターン
・過剰な高速飛行による、急激な降下、追い抜き、ターン中の死角
・固定観念が意識の欠如や視野狭窄につながる

【予防策】
・ランディングパターンをしっかりと理解し、実践する
・ファイナルの進入方向を統一する。ウインドソックだけを見るのではなく、一番先に降りたキャノピーに合わせる
・ランディングエリアを広く使う
・ランディングエリアへ戻ることに固執してはいけない。危険を避けるための代替プランを考えておく

【回避策】
・もし自分の下にキャノピーが居る場合、ブレーキを使って沈下速度を落とし、接近しないようにする
・もし自分の上にキャノピーが居る場合、フロントライザーを使うなどして下方向へ逃げる。慌ててブレーキをかけてはいけない

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当然の事しか書いてないんだけど、その当然の事が出来ていないから事故が起こるわけで。
地上に近くなればなるほど、重大事故に繋がる可能性が高まります。
気を引き締めなおしましょう。

ボクは近くを飛んでいるキャノピーに足を大きく振って挨拶をする事が多いです。
『ちゃんとそっちのキャノピー見えてるからねー』という意思表示なので、余裕があれば返してくれるとありがたいです。