パックついでに写真を撮ってみた。(クリックで拡大)
まず、ギアの底部にある丸い玉(ハッキー)を引っ張って、小さいパラシュート(パイロットシュート)を出します。
パイロットシュートが膨らむと、紐(ブライダルコード)が伸びます。
すると、パラシュート(キャノピー)の格納場所にフタをしているピンが外れます。
ブライダルは、キャノピーが入っているバッグ(デュプロイメントバッグ)に繋がっていて、
ピンが外れると同時にそのバッグを引っ張り出します。
デュプロイメントバッグからキャノピーが出て、風を受けて膨らみます。
意外と単純でしょ?
ジャンパーのやる事は、パイロットシュートを放り投げることだけ。
ついでに、
向かって左側に付いている赤い奴(カッタウェイハンドル)を引っ張ると、メインキャノピーが切り離されます。
右側に付いている金属の輪(リザーブハンドル)を引っ張ると、リザーブキャノピーが飛び出します。
リザーブキャノピーはギアの上部に格納されていて、ピンで固定されています。
リザーブハンドルを引くと、このピンが外れ、バネの力でリザーブがビヨヨヨーンと出てきます。
中央上部に見える赤いスイッチの付いた機械はAAD(Automatic Activation Device=自動開傘装置)と言って、
スピードの出た状態で地表へ近づくと、自動でリザーブキャノピーを放出します。
なんらかの理由で気絶しても大丈夫。
いや、気絶する時点で大丈夫じゃないかもしれないけど。
ジャンパーにとっては当たり前の事なんだけど、知らない人にはトリビア的な。